① 英語が「苦手」になる理由

英語が「苦手」になる理由

英語が好きなのに、苦手意識を持つようになる子がいます。
それは中学1年生の頃によく見られます。

はじめは「英語に慣れてくれたらいいな」「苦手にならなければいいな」という気持ちで始めた英語。
習い始めて数年経つと、「楽しそうに行っているし大丈夫そう」「英語も分かってきてるっぽいからちょっと安心だな」そんなふうに感じる保護者の方も多いと思います。

小学生の頃は、英語のレッスンを楽しんでいた子も多いです。
ゲームをしたり、会話をしたり、先生の英語をまねして言ってみたり。
「英語が好き」という子もたくさんいます。

けれど、文法用語が出てくる中学生になったとき、文のしくみが分からずにつまずいてしまう子が出てくることがあるのです。
文が長くなり、リスニングの内容も複雑になり、文法という形で文のしくみを理解することが求められるようになる場面が増えるからです。

これまでフレーズとして覚えていた英語も、
・主語は何か
・動詞はどれか
・いつの話なのか
といった形で整理して理解していく必要が出てきます。

このとき、文のしくみがうまくつながらないと、英語が急に難しく感じてしまうことがあります。

実際に見てきた中でも、英語が嫌いになったわけではないのに、
「前は得意だったけど今は違う」
と感じてしまう子は少なくありません。
英語そのものが嫌いになったわけではなく、文のしくみが分からないことで自信をなくしてしまうのです。

レッスンをしていると、「あともう少し時間をかければ、きっと分かるのに…」と感じることが何度もありました。
理解する力がないわけではなく、整理する時間や機会が足りないまま次に進んでしまっている。
人数の多いスクールや、大手のスクールではこうしたことも起こりやすくなります。

andでは、小学生の段階から「言える」「分かる」という経験とあわせて、文のしくみの基礎も少しずつ確認していきます。

例えば単語カードを並べ替えて文を作るアクティビティ。

what / color / your / is / favorite / ?

カードを並べ替えながら、文がどんな順番でできているのかを
実際に見て、
手を動かして考え、
文を組み立てていきます。

また、

Is he a doctor?

のような文では、Isで聞かれているから

Yes, he is.

で答える、という形の対応も一緒に見ていきます。

こうしたアクティビティを通して、「英語の文はこういう形になっているんだ」という感覚を、楽しみながら少しずつ身につけます。

英語は、ただその場で言えることが増えるだけでは、力としてなかなか定着しません。
習ったことが次の理解につながり、「分かった」「できた」と感じる経験が増えていくことで、自信が育っていきます。

ワイワイとした楽しさだけではなく、

できるから面白い
分かるから面白い

という静かな楽しさ

そんな学ぶ楽しさを、子どもたちに感じてもらえたらと思っています。

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Chinatsuのアバター Chinatsu English Studio and 講師

・英会話講師歴17年
・大手英会話スクールにて、講師満足度優秀賞(講師1300名中)第1位 受賞
・同スクールにて 講師トレーナーとして研修・テキスト分析を担当

独立後、石巻市に のぞみ野 English Studio and を開校。
英語を「勉強」で終わらせず、気持ちや考えを伝えるもう一つの自分の『ことば』として育てることを大切にしています。